京都市伏見区深草直違橋北1丁目460-1 ツルハドラッグ 2階

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  2. 内視鏡件数

内視鏡件数の推移

2023年4月より開業して多くの患者さんに内視鏡検査・治療を受けて頂きました。
当院での内視鏡検査・治療の実績を提示することで、
患者さんの内視鏡クリニックの選択肢の判断基準になると思い報告させて頂きます。

2023年 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
胃カメラ 106 93 108 91 92 112 123 129 145 999
大腸カメラ 91 84 98 94 85 84 141 111 119 907
超音波内視鏡 1 10 16 15 12 15 12 13 20 114
検査数 198 187 222 200 189 221 276 253 284 2020
2024年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
胃カメラ 116 141 168 171 198 207 175 175 179 199 229 210 2168
大腸カメラ 101 119 157 160 156 179 169 171 160 173 196 210 1951
超音波内視鏡 10 23 17 17 25 18 19 19 18 13 15 13 207
月間検査数 227 283 342 348 379 404 363 365 357 385 440 433 4326

当院の理念として『思った時に』『安全に』『楽に』『質の高い』内視鏡検査を提供するとしています。
WEB予約では2週間先近くまで予約が取れませんが、直接電話して頂ければ2週以内でも検査予約が取れるようにしています。
2025年4月からは内視鏡専門医・指導医の資格をもつ医師2名を増員して当日の内視鏡検査にも対応出来るようにしており、
より検査を受けて頂きやすいようにしました。
是非、検査を受けたいと思われる方は当院をお選びください。

胃カメラ検査の詳細

  症例数 早期癌 進行癌 日帰りESD
2023年 999 15(1.5%) 1 10
2024年 2168 28(1.2%) 2 15
3167 43(1.3%) 3(0.09%) 25

2023年4月〜2024年12月までで3167件の胃カメラをさせて頂きました。

1

年齢・性別

男性1305例(41.2%)、女性1862例(58.7%)の検査をさせて頂き、平均年齢は各々60.9±16.5と59.3±16.0でした。

2

検査歴

はじめて胃カメラを受けられた方が607例(19.6%)で、毎年胃カメラを受けられている方が791例(25.5%)でした。

3

鎮静剤の使用

鎮静剤を希望された患者さんは2717例(85.7%)で、鎮静剤の需要が増していることがわかります。

4

観察時間

観察時間中央値は7分52秒とやや長めですが、これは咽頭部の観察もしっかり行い、
必要に応じ拡大観察や色素散布、細径プローブによる超音波内視鏡検査も施行しているためです。
当院では精査に匹敵する検査を毎回心がけています。

5

粘膜萎縮の有無

胃粘膜に萎縮のない『きれいな胃』は46.2%(1451例)で、
萎縮のある胃(胃癌のできやすい胃:萎縮性胃炎)は48.8%(1546例)でありました。
萎縮性胃炎の内、高度萎縮症例は954例(61.7%)と半数以上を占めていました。
一般に萎縮のない『きれいな胃』は胃癌ができる可能性は1%前後と言われている反面、
高度萎縮例にはピロリ菌除菌をされた症例でも胃癌のできるリスクは高く、
十分に注意して1年毎に胃内を観察しなければなりません。
そのためには、まず、苦痛でないことが大前提で鎮静は必須となります。
しっかり観察するためには最新の拡大内視鏡を用いて、
4Kモニターに映し出し、詳細に観察する
ことが必要であることは言うまでもありません。

6

早期胃癌症例数

常に胃内をくまなく検査することを心がけているので、早期癌の発見率は高く、
多くは5mm程度の大きさで発見されます。43例(1.3%)を発見しています。
そのため外来でのESDも可能で25例を日帰りESDにて治療しています。
当院でのESD症例では一例も偶発症は認めていません。

7

進行癌症例数

全期間を通して3例のみでした。胃がん検診が普及している恩恵と考えます。

8

アンケート調査

検査後にアンケート調査ができた2903例では、検査が楽だったと回答された患者さんは2722例(93.7%)で、
次回も当院で検査を受けたいと回答された患者さんは2900例(99.8%)であり、
患者満足度は高く、是非、当院での胃カメラ検査を受けてみてください。

9

患者さんへ

内視鏡機器の進歩はめざましく、日本の内視鏡技術は素晴らしいものがあります。
専門医が最新の内視鏡を使用して検査をすることに意味があります。
経鼻内視鏡の画質は良くなりましたが、やはり経口内視鏡の画質とは差があります。
当院では拡大経口内視鏡にこだわり、きれいに映し出すモニターや環境を整え、質の高い検査に努めています。
どうせ検査をするのであれば『質の高い』検査を選択すべきです。
質の高い検査を評価する基準は現時点では提唱されていません。
しかし、患者さんが選択できるように内視鏡検査数や早期癌発見率だけでも公表する必要はあると考えています。
内視鏡クリニックが乱立していますが、内視鏡件数も提示していない施設が多くあります。
当院では内視鏡検査毎に患者基本情報から所見、病理所見まで一元管理したデータベースを構築しています。
その都度、評価して質の高い検査を心がけていますので、是非、当院の内視鏡検査を考慮してください。

大腸カメラの詳細

  症例数 早期癌 進行癌 ESD PDR ADR SDR AADR
2023年 907 15 12 7 64.6% 49.7% 8.3% 6.6%
2024年 1951 27 26 1 63.3% 45.9% 11.5% 7.1%
2858 42(1.4%) 38(1.3%) 8 - - - -

2023年4月〜2024年12月までで2858件の大腸カメラをさせて頂きました。

  • PDR:Polyp Detection Rate
    (ポリープ指摘率)
  • ADR:Adenoma Detection Rate
    (腺腫指摘率)
  • SDR:Serrated Polyp Detection Rate
    (鋸歯状病変指摘率)
  • AADR:Advanced Adenoma Detection Rate(将来大腸癌に罹患する可能性のある病変の指摘)
    ・径10mm以上の腺腫
    ・病理組織学的に絨毛成分を含むもの
    ・粘膜内癌を含むもの

1

年齢・性別

男性1399例(48.9%)、女性1459例(51.0%)の検査をさせて頂き、
平均年齢は各々57.6±15.3歳、58.8±14.6歳でした。

2

検査歴

はじめて大腸カメラを受けられた方は1218例(43.5%)で女性651例、男性567例でした。
有意(P=0.02)に女性の初回大腸カメラ受診者が多い傾向にありました。
胃カメラ検査を受けられて、ここでなら大腸カメラをしてもよいと思って頂いた患者さんが多くおられます。

3

検査動機

検診で便潜血陽性を指摘されて大腸カメラを受けられた方は472例(16.5%)とあまり多くなく、
腹部不快感等で大腸疾患を心配され検査を受けられた方が一番多く750例(26.2%)でした。
次いで腹痛や排便障害にて検査を受けられた方が641例(22.4%)でした。

4

鎮静の有無

鎮静希望は2045例(71.5%)と多い傾向となっていました。

5

5早期大腸癌

早期大腸癌を42例(1.4%)経験しました。
粘膜内癌は26例、粘膜下層軽度浸潤癌1例、粘膜下層深部浸潤癌15例でした。
粘膜下層軽度浸潤癌までなら内視鏡治療で完治できます。
それまでに発見できるように、40歳になれば一度は大腸カメラをお受けください。

6

進行大腸癌

進行大腸癌を38例(1.3%)経験しました。
胃癌と比べると非常に多く、しかもそのうち、全周性の進行癌で、
内視鏡が通過しないような大腸閉塞間近な進行癌が16例と約半数近くを占めていました。
『以前から下血があったのに放置した。』『以前から便潜血陽性であったのに放置した。』との症例でした。
症状がある場合にはすぐに検査を受けるべきです。
当院では、事前診察なしに大腸カメラを受けることができるシステムを作っています。
40歳になれば一度は大腸内視鏡検査をお受けください。

7

大腸内視鏡検査の質

  1. 腸管洗浄度は96.7%(2627/2716例)と良好で、欧州基準値の95%以上を満たしていました。
  2. 盲腸到達率は99.7%(2767/2775)で、欧州基準値の97%以上を満たしていました。
  3. 平均挿入時間は5分1秒±3分28秒であった。
  4. ADRは47.0%で欧州基準値の40%以上を満たしていた。

8

アンケート調査

検査後にアンケート調査ができた2655例では、
検査が楽だったと回答された患者さんは2367例(89.1%)で、
次回も当院で検査を受けたいと回答された患者さんは2650例(99.8%)であり、
患者満足度は高く、是非、当院での大腸カメラ検査を受けてみてください。

9

患者さんへ

胃カメラにくらべ、大腸カメラを受けることに抵抗があるためか、まだまだ進行大腸癌が多く発見されています。
その内、全周性の進行大腸癌が半数を占めており、今にも大腸閉塞寸前の患者さんが多くおられます。
下血が続いていても痔だろうと軽く思われていたり、便潜血陽性であるにもかかわらず、
症状がないからと大腸カメラを受けておられない患者さんが大半を占めています。
40歳になれば大腸カメラを一度は受けるようにしてください。
欧米では『大腸内視鏡検査の質(Quality indicator)』が問われています。
内視鏡クリニックも乱立してきており、内視鏡検査の質をホームページで提示しているクリニックはほとんどありません。
是非、内視鏡検査の質を提示している施設での検査をお勧めします。