胃カメラ検査とは、正式名称を「上部消化管内視鏡検査」といい、先端にCCDカメラが付いた細いスコープを、口または鼻から挿入し、食道、胃、十二指腸の内部を直接観察する検査です。この検査の目的は、病気の早期発見や診断、組織採取、および症状の原因特定のために行われます。
胃カメラ検査とは

胃カメラ検査をおすすめする症状
胃カメラ検査が推奨される代表的な症状は、消化器の不快な症状が続く場合です。具体的には以下の症状が挙げられます。
- みぞおちや上腹部の痛み
- 胸焼け
- ゲップ
- 胃もたれや
- 吐き気や嘔吐
- 食欲不振
- 喉の違和感
- 胸のつかえ感
- 黒い便が出た場合
- 体重が減った場合
- 貧血がある場合
症状がない場合でも、以前にピロリ菌を除菌した方や、家族に食道がん・胃がんの方がいる場合、
40歳以上で1度も内視鏡検査を受けたことがない方は当院までご相談ください。
検査日時について

普段の仕事が忙しく時間的余裕のない方のために
どうしても仕事が休めない、検査当日しか来院できない方はネット予約をご活用ください。また、当院では夕方、日曜・祝日の胃カメラ・大腸カメラ検査も実施しております。
- オンライン診療の活用など通院回数が減るような
治療計画を立案 - 午後、夕方、日曜・祝日検査可
- 予約なし!当日の検査も可能
- 胃カメラ・大腸カメラ同日検査可能
胃カメラ検査の流れ

1
前日
- 夕食は、前日21時までに済ませて下さい。
- 夕食はおかゆ、うどんなど消化の良い食べものを
召し上がって下さい。 - ワカメやこんにゃくなどの胃の中に残りやすいものは、
できるだけ避けて下さい。 - 21時以降は水分(水・お茶)は自由に飲んで頂いても構いません。
2
当日朝
- 当日の朝は絶食です。なにも食べずに来院して下さい。水分(水・お茶のみ)は検査直前まで、自由に飲んで頂いても構いません。
また、夕方に胃カメラ検査がある場合は、早めの朝食をとり、昼食はとらないで下さい。
水分(水・お茶のみ)は自由に飲んで頂いても構いません。 - 普段から朝の内服がある場合は、朝の6時までに内服して下さい。
また、糖尿病の内服薬やインスリンを使っている方は、当日朝の内服・使用は中止して下さい。 - 指定された時間(検査予定時間の30分前)には来院してください。

3
来院後
- 受付後にタブレット問診をお願いしています。
検査内容は40問近くありますが、5分程度で終了します。 - 鎮静剤を使用しない方は、内視鏡室に入って頂き、胃の泡を消す薬や喉の麻酔などの検査前処置をします。
- 鎮静剤を使用する方は、処置ブースで点滴を取り、内視鏡室に入って頂き、同様に胃の泡を消す薬を飲んで頂きます。
点滴より鎮静剤を入れ、喉の麻酔を追加して内視鏡を挿入します。
- 胃カメラ検査は8分程度で終了します。
- 必要に応じて染色検査・拡大検査・ピロリ菌検査・病理検査を行います。
- 鎮静剤を用いる場合は、検査後の車やバイク、自転車の運転は出来ませんので、
公共交通機関をご利用ください。
4
検査後
- 鎮静剤を使用しない方は、検査後に検査結果をご説明します。
- 鎮静剤を使用した方は、検査ベッドのままリカバリースペースに移動し、
眼がすっきりと覚めるまでリカバリースペースで休憩して頂きます。
覚醒したあとに、検査結果をご説明します。 - 病理検査やピロリ菌検査を行った場合には、後日対面診療かオンライン診療にて結果説明します。
- 検査後の飲食は1時間後より可能です。
検査当日の注意点

必ずご確認ください
検査前に服薬中止の必要な場合がありますので、普段飲まれているお薬の内容を事前に必ずお伝えください。その他の注意点は下記をご覧ください。
- 口元が汚れることがありますので、
フェイスタオルなどを
1枚お持ち下さい - 口紅はせずにお越しください
- 麻酔を受けられる方は、当日の自動車・バイク・自転車の
運転は禁止です - 麻酔を受けられる方で、ひとりで帰宅するのが心配な方は、
付添の方と同伴下さい
胃カメラの偶発症

必ずご確認ください
検査を行うにあたっては、細心の注意を払って検査を行いますが、ごく稀に以下の様な事が起こる場合(偶発的)があります。その場合には、保険診療にて対処させて頂きます。時に保険診療にて対処できない場合もあります。
- ぐらぐらした歯が折れてしまう
- 使用した薬剤によるアレルギーショック・気分不良など
※一時的なものがほとんどですが、
ごく稀に重篤な状態になる場合があります。
以前に使用した薬で具合が悪くなった場合には、必ずお申し出下さい。 - 検査に伴う腸閉塞と腸管穿孔(1000万人に1人)
- 検査中の出血・腸管穿孔:観察のみの場合(1万人に4人)、
治療中の頻度(1000人に2人)と言われています
胃カメラ検査の費用
1割負担の方 | 2,000〜4,000円程度 |
---|---|
3割負担の方 | 6,000〜12,000円程度 |
※使用薬剤および病理検査の有無で変わります
胃カメラ検査に関するよくある質問(Q&A)
はい、可能です。当日にお電話いただければ、検査を受けられます。
検査時に鎮静剤を使用したかどうかによって異なります。
鎮静剤を使用していない場合:
仕事に戻れる可能性が高いです。
はい、見つかります。最近の胃カメラは非常に高精度であるため、食道、胃、十二指腸のがんの早期発見に非常に有効です。
わずかな病変でも見つけることができます。
苦痛なく検査を受けるためのコツはいくつかあります。特に、楽に検査を受けるためには鎮静剤の使用が最も有効です。
- 経鼻内視鏡などの細い内視鏡を選ぶ。
- 鎮静剤を使って、眠った状態で検査を受ける。
- 検査中に起きている場合は、リラックスして臨むことも大切です。
京都で胃カメラ検査ならみずもと内視鏡・消化器内科クリニックへ
当院では、消化器内視鏡専門医・指導医の資格を持つ医師が、精度の高い内視鏡検査をご提供します。
また、拡大内視鏡という特殊な機器を用いることで、病変をより詳細に観察し、精密検査に近い質の高い検査を実施しています。
「安全・安心・快適な内視鏡検査」をモットーに、初めての方にもリラックスして受けていただけるよう努めています。内視鏡検査をご検討中の方は、ぜひ当院にご相談ください。